Testigo Method
FC Testigoのメソッドとは
メソッドとは我々の哲学やプレーを体現する為に行われる独自の指導方法(メソッド)を指します。
クラブの哲学、環境、指導者、選手を背景に持ち『FC Testigoとは』何かをプレーで表現する為に必要な指導手段と指導方法を総じて『メソッド』と表現しています。
プレーを構成する大きく4つの要素(『戦術』『テクニック』『フィジカル』『メンタル』)をサッカーの競技性の中で指導していきます。例えば、チーム、選手の成長に必要な働きを上記4つの要素の中から細かく抽出して指導すること。これによりチーム、選手が最適に成長できる状態になることを目指していきます。精神、身体、プレーの成長過程や年代によって成長に必要とされる要素が異なるため、指導方法も常に進化が必要とされます。

①『我々が目指しているプレー』
=チーム、選手の成長や少年サッカーの発展
②この使命をどのような方法でアプローチしていくのか
=『メソッド』
②この使命をどのような方法で
アプローチしていくのか
=『メソッド』
③『プレーが実現する』
メソッドの役割とは①②③の過程の中で②に該当します。
例えば選手にアグレッシブにフィジカル的に、或いはテクニカルにより繊細にプレーを要求する場合にどちらも同じ方法で指導することはありません。
異なる2つの事象に対しては異なる2つのアプローチが必要となります。
プレーを構成する大きく4つの要素(『戦術』『テクニック』『フィジカル』『メンタル』)から『我々が目指しているプレー』を軸に必要な要素を指導していきます。
戦術とは
ボールを用いて効果的なプレーを実行(攻撃)するため、またはそれを無効化(守備)するために用いられる原理原則の集合体、相手を上回るための解決策(いつ・どこで・どのようにプレーするのか)を指す。
これを効果的に利用して優位性を獲得・維持することで、各状況下においてコントロールした状態で試合を進めることを狙う。
サッカーにおける戦術は「個人戦術」と「集団戦術」に分けられる。
「個人戦術」はボールと相手が直接的に関わったシチュエーションの中で行われる個人のアクションのことを言う。1vs1、2vs1、1vs2までのシチュエーション。
「集団戦術」はあらゆるシチュエーションで発生し、ボール保持者、非ボール保持者の両方における全てのアクション、ポジション、および移動の集合体。一般的には 2vs2以上のシチェーションをいう。
テクニックとは
プレーヤーがボールを保持している時、またはボール保持者と直接的な関係がある時に身体とボールコンタクトによりボールを操ることでプレーを展開することを可能にするアクションである。
試合において必要とされるテクニックアクションを状況に応じて適切に発揮できる選手を「テクニックのある選手」としています。そのため『テクニック』は、適切な判断を下すための基準となる『戦術』と分けて考えることはできません。
フィジカルとは
個人、チーム単位で最高なパフォーマンスを発揮する為にフィジカル能力をサッカーに適応させ、最適化すること。
サッカーにおけるフィジカルトレーニングの目的は以下の5つに分けることができる。
①集団的あるいは個人的に試合中のプレーの質を維持する
②高強度のアクションを行った後の回復を早めることを助ける
③怪我のリスクを排除または低下させる
④チーム、選手のフィジカル能力の発展につなげる
⑤長くプレーする為の健康を保証する
メンタルとは
サッカーにおける5つの特性(「適応力」「感情」「創造力」「社会性」「向上心」)を育み、個性を最大限発揮しながらチームに適応できるサッカープレーヤーを目指す。
子供の成長過程は複雑で様々な要素がその過程に影響を与える。積極的なコミュニケーションを図り注意深く見守っていく中で、ルールを課す必要性や集団の中で行動することを理解させる。
またトレーニングにおいては協調生やチームワーク、闘争心などの要素を抽出してトレーニングの中で学ぶ。例えばセンタリング(守備)の練習をしている時に相手との競り合いなどを通じて「闘争心」を学ばせる。
試合での指導方法
プレーを構成する4つの要素(『戦術』『テクニック』『フィジカル』『メンタル』)を基準に総合的に指導していきます。
サッカーは複雑性の高い競技です。ヨーロッパにおけるサッカーでは育成年代の一部とプロチーム共に試合と同時に分析班が分析をして客観的に自分達のプレーや相手のプレーに関してフィードバックを行いながら試合をします。
集団的な問題が起きているのか、個人の問題が起きているのかを考慮し、指導に必要なアプローチ方法を考えます。
情報を与えること、情報を整理すること、鼓舞すること、要求すること。
長い成長過程(『我々が目指しているプレーの実現』)の中で必要だと考える要素を試合の中で指導していきます。
メソッドと指導の関係
トレーニング方法
5種類のトレーニング形式
①フエゴ
ウォーミングアップやトレーニングの最初の部分に用いられ、メンタルリフレッシュやチームの雰囲気の向上を目的としたレクリエーション形式のトレーニング。
②サーキットトレーニング
基礎運動能力や技術アクションの向上を目的に使用される。
一定の動きを反復して練習できるため、フィジカル(コーディネーション)や技術をピンポイントで練習できる。
③オレアーダトレーニング
始発と終末の方向と攻撃者、守備者が決まっている。
そのため、一定の技術アクションを試合に近いシチュエーションの中で反復練習できる。
④ポゼッショントレーニング
2チーム(それ以上も可能)がフィニッシュを目的とせずにボールの保持あるいは前進を競う形式である。
パスやコントロールだけでなく、運ぶドリブルやその他のアクションもトレーニングできる。
⑤ゲームトレーニング
常に攻撃するチームと守備をするチームの2チームが存在し、
2つ以上のゴールがあるものはゲームトレーニングとなる。
ゲームトレーニングは継続的発展が生まれるトレーニングである。ボールを保持するチームは継続的に移り替わり、攻撃、守備の段階が存在する。そのため、全ての「プレーモーメント」(組織攻撃ー攻→守の切り替えー組織守備一守→攻の切り替え)が継続的に存在する。